サービス付き高齢者向け住宅での介護サービスについて

サ高住で介護サービス利用における特徴について

実際に介護サービスを受けているイラスト
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は高齢者向けの賃貸住宅のため、介護施設と比較すると、介護サービスの内容が有料老人ホームなどとは異なります。大きな違いは、自分に必要な介護サービスを選択し、契約できるという点です。
サ高住において、安否確認と生活相談は必須と言えますが、他の生活支援サービスや介護サービスは、無くても問題ない方もいるでしょう。たとえば、清掃や洗濯、買い物代行などの生活援助、外出や通院の付き添い、食事や排せつなどの身体介護などは、自身でこなすことが可能であれば、あえてサービスとして付加する必要はありません。反対に、自身で家事をこなすのが難しい場合など、必要な介護サービスがあるなら、個人で契約をすることになります。 このように、個人で必要な介護サービスを選択できる点は、不要な介護サービス費用を払わずに済むという点と、今まで利用してきたケアプランなどを引き続き利用することができるという点において大きなメリットとなります。
また、サ高住は、運営母体が、株式会社、有限会社、医療法人、社会福祉法人などと分かれており、介護系や医療系のほか、不動産や建設業界などからの参入も見られます。介護や医療の運営母体であれば医療に力を入れ、不動産や建設業界であれば住環境施設や設備、住みやすい建物などを重視するなど、それぞれで施設の介護サービスに特徴が出てくることもあります。
さらに、介護サービスの内容についても、事業者の方針によるところがあるので、サ高住を選ぶ際にはどのような介護サービスがあるのかを事前に確認することが必要です。

サ高住を運営する法人等の種別や業種の割合

H26.3月末時点

法人等種別

有効回答数:4,319件

  実数 割合

医療法人14.3%、社会福祉法人8.5%、株式会社56.1%、有限会社13.3%、NPO法人3.4%、各種組合0.4%、その他2%

医療法人 617 14.3%
社会福祉法人 369 8.5%
株式会社 2,424 56.1%
有限会社 573 13.3%
NPO法人 149 3.4%
各種組合 18 0.4%
その他 86 2.0%
個人 83 1.9%

※その他は、一般社団法人、合同会社等。

医療法人14.3%、社会福祉法人8.5%、株式会社56.1%、有限会社13.3%、NPO法人3.4%、各種組合0.4%、その他2%

有効回答数:4,319件

  実数 割合
医療法人 617 14.3%
社会福祉法人 369 8.5%
株式会社 2,424 56.1%
有限会社 573 13.3%
NPO法人 149 3.4%
各種組合 18 0.4%
その他 86 2.0%
個人 83 1.9%

※その他は、一般社団法人、合同会社等。

主な業種

有効回答数:4,236件

  実数 割合

介護系事業者64.8%、医療系事業者16.6%、不動産業者8.1%、建設業者2.9%、ハウスメーカー0.3%、その他7.9%

介護系事業者 2,747 64.8%
医療系事業者 676 16.0%
不動産業者 345 8.1%
建設業者 121 2.9%
ハウスメーカー 11 0.3%
その他 336 7.9%

※その他は、警備会社、農協・生協、電気設備会社等。

介護系事業者64.8%、医療系事業者16.6%、不動産業者8.1%、建設業者2.9%、ハウスメーカー0.3%、その他7.9%

有効回答数:4,236件

  実数 割合
介護系事業者 2,747 64.8%
医療系事業者 676 16.0%
不動産業者 345 8.1%
建設業者 121 2.9%
ハウスメーカー 11 0.3%
その他 336 7.9%

※その他は、警備会社、農協・生協、電気設備会社等。

出典:一般社団法人 すまいづくりまちづくりセンター連合会 サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム 「サービス付き高齢者向け住宅の現状と分析」より作成

サ高住ではどのように介護サービスの提供がされるのか?

サ高住は、介護サービスを提供する事業所が同じ建物内にある場合と、別に設置されている場合とがあります。施設によっては、一部だけが建物の中にあるといったものも見られます。基本的には、賃貸住宅という形式となるため、介護サービスを受ける際には外部のサービス事業所と個別に契約をすることになります。通所介護事業所や訪問介護事業所などを併設していることも多いため、常時介護が必要といった方の場合は、こうしたサ高住を選ぶと良いでしょう。介護保険の費用は、自宅でデイサービスなどの介護サービスを受ける時と同じになります。
訪問介護事業者が外部からサ高住の建物に介護をしに来ている。サ高住に介護事業所が併設されているイラスト
また、サ高住の中には、特定施設の認定を受けている施設もあります。こうしたところであれば、介護付き有料老人ホームと同じように、施設内のスタッフから食事や掃除、洗濯のサポート、介護職員や看護師による入浴や食事、排せつなどの介護、機能訓練指導員によるリハビリなどの介護サービスを受けることができます。

サ高住における介護サービスの現状と今後の課題

前述したように、サ高住で介護サービスを受けるには、特定施設でない限りは個別に介護サービスを契約する必要があります。安否確認と生活相談という最低限のサービスは提供されるので、健康で自立した人にとってはメリットも多いでしょう。
しかし、現状ではサ高住に対する認識が浸透しているとは言えず、「サ高住は低料金で入れる有料老人ホーム」と思っている方が多くを占めているのが実情です。そのため、最低限の介護サービスのみしか提供していないサ高住に対して、介護サービスの不足を感じ、不満を持ってしまう人も多くいるようです。実際、サ高住の中にも、特定施設のように介護サービスが充実した施設もあるため、勘違いしやすいのも無理はないかもしれません。
こうした現状を踏まえると、まずは、サ高住がどういった仕組みなのかを認識してもらうことが、最優先の課題であるとも言えます。そのうえで、介護のサービスを自由に選択できるというメリットを把握してもらうことで、サ高住の魅力が多くの方に浸透していくことでしょう。
訪問介護事業者が外部からサ高住の建物に介護をしに来ている。サ高住に介護事業所が併設されているイラスト
また、施設によって介護サービスも異なるため、自分にとってどういった介護が必要なのかを考慮し、さらには、入居後に介護が必要になった場合のことも考えたうえで選択していかなければなりません。その中で、どういったサービスがあるのかを認識できなければ、利用者側は自身にとって最適な施設を選ぶことはできないでしょう。
その他、通常のサ高住に住みながら介護サービスを受ける場合、オムツ交換だけで介護保険の限度額を超えて自己負担になってしまうことがあります。こうした、費用の高さも今後の課題の一つと言えるでしょう。
今後は、サ高住における介護サービスの利用方法をわかりやすくするとともに、要介護度が高い人が利用する場合に、介護サービス費用が低額になる内容を考えたり、施設そのものの数を増やしていったりすることが重要となってきます。
さまざまな高齢者向けの施設がある中で、自分に適した施設を見つけるには、介護サービスの内容や費用、設備環境などを含めて、それぞれの施設の特徴を見極めることが大切です。また、サ高住にて介護サービスを受けたい場合には、基本的に外部との契約が必要だということも認識しておく必要があるでしょう。自分の現状の健康状態に合わせつつ、今後介護が必要になった時のことも含めて、最適なサ高住を選ぶようにしましょう。
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