認知症におけるアニマルセラピーの効果とは?
介護施設でも犬や猫との触れ合いをして、身体的・精神的な機能を向上させるアニマルセラピーが最近行われている。アニマルセラピーとは、「動物と触れ合い、動物を通して癒しを得ること」です。年間10万頭もの犬や猫が殺処分されています。捨てられた動物の命を守り、アニマルセラピーの役割を持たせてまた活躍するということで、殺処分の数の減少にもつながるのではないでしょうか。ここでは、介護の現場で行われているアニマルセラピーの効果について考えてみます。

認知症の特徴

認知症におけるアニマルセラピーの効果とは?についてのイラスト 認知症とは、脳の萎縮によって起こる病気です。今では高齢者の4人に1人は認知症であると言われています。認知症の程度にもよりますが、進行するにつれて「食事を食べていない」といった認知力の低下や理解力の低下が生じます。そのような状況になると、「自分をぼけた扱いをして!」といった怒りをぶつけてくることもあります。それは自分が認知症であることを理解できなくなるからです。また、認知症の方には、「今までできていたのにできなくなってしまった」といった落ち込む様子が見られることもあります。そんな時にアニマルセラピーは効果をもたらすのです。

認知症とアニマルセラピー

施設で暮らしている認知症の方は、施設という狭い環境の中であまり刺激のない中生活をしています。そのような環境で過ごしていると、ますます認知症が進行してしまいます。認知症の進行はすなわち、「今までできていたことができなくなる」「今まで理解していたことが理解できなくなる」ことから、自分自身の自信も失ってしまいます。そのような状況になれば、ますます認知症の進行に加速がかかり、最後には何もできなくなって寝たきりになるのです。そのようなときに犬や猫などの動物と触れ合うことで、癒しを与えることができるのです。

なぜ認知症にアニマルセラピーが効果的なのか

認知症の方は、自分よりも弱いもの(赤ちゃんや動物など)を見ると、本能的に「守りたい」という気持ちを持ちます。また、「昔取った杵柄」という言葉がありますが、まさにその通りで子供や動物の世話などは覚えていることが多いので「自分が世話をしなければ」といった気持ちになり、積極的に接するようになります。動物とのかかわりには失敗はないので、触る、なでるということだけでも「自分でもできるんだ」という安心から、自分自身の自信の取り戻しにつながるのです。赤ちゃんとの触れ合いも同じです。赤ちゃんのあの不思議な癒し効果は大きいので、抱っこするだけでも自然と笑顔になります。育児初心者のパパの抱っこより、認知症のおばあちゃんの抱っこで、泣き止むこともありますよ。

まとめ

認知症の方とアニマルセラピーの関係について少しは理解できたでしょうか。認知症になり、刺激がない生活を送ってしまうと進行が早く、寝たきりになってしまいます。寝たきりにならなくても自分に自信を持っていない生活をしていたら、生きていても楽しくないですよね。そのようなときに、アニマルセラピーがあれば、少しでも心の癒しになり、自分の自信を取り戻すきっかけになるのではないでしょうか。動物の命を考える時に、アニマルセラピーも一緒に考えてみてはいかがでしょうか。


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