介護業界に若者を徴兵?「徴兵制ならぬ徴介制」議論
今回の発端は50代の女性からの投書が始まりです。
「18歳になったら介護施設で介護に携わってもらう」制度を提案をしたところ、さまざまな場で賛否両論の声があがっています。この女性は都内出版社勤務の女性です。ご主人の介護で得た経験が人生観への変化をもたらしたと言うことで、そこには介護経験が無いコメンテーターの意見への懸念が述べられていました。
「きれいごとはいくらでも言える」「現実は想像を絶するほど厳しい」と言うものです。 また若者が「介護者・被介護者の気持ちを理解できれば尊い体験になるはず」として、「18歳になったら半年間、介護施設で介護に携わってもらう制度を設けてはどうだろう」と具体的な方法まで述べられています。

若者の「介護離れ」世論の反応

介護業界に若者を徴兵?「徴兵制ならぬ徴介制」議論についてのイラスト この発言については、早くも賛否両論でツイッターなどでささやかれました。「それは合理的だ」という意見もあれば、「人手不足の根本的な解決にはならない。」「若者に来て欲しければそれなりの魅力を発信すべき」との意見もあります。 また、「上から押し付けられるだけでは、ますます若者が介護を嫌がるとしか思えない」との意見もあります。
たしかに半ば強制的に若者を介護の世界にいれてしまうことは、安易な考えだとしか思えません。しかし若者の介護離れで介護職の人員確保ができていない状況です。
やはり人手不足の介護業界に、救世主を若者にと考えるのは早計ではと思います。

介護現場として

「イキナリやって来た素人に介護なんて出来る訳ないやん。一生懸命教えてモノになる頃に終了されたらたまらんよ。」 などの意見も出てきます。確かに何より現場は命に関る場所で、介護職員は日々それに立ち向かっているのです。
私も介護の現場にいた一人として、言葉の使い方一つで心に傷を負うことがある、デリケートな高齢者に対して今の若者が即適応できるとは考えにくいです。また、何の予備知識もなく、意欲も意味もなく施設に送り込まれた若者にとって3Kと言われる現場ですから、体験したことで逃げ腰になり就労に嫌悪を覚えてしまう可能性も考えられます。
介護の現場は戦場といっても過言ではないほど過酷なものです。
とても忙しい現場でゆっくり指導するのは難しいと思います。ある程度の予備知識をもち入ることが出来れば別だと思いますが。

ただ、この意見には意義もある

家族構成が昔と変わって高齢者のいない家庭がほとんどとなった現代で、高齢者に接する機会がもてることは悪いことでは無いと思います。高齢化が叫ばれている現代ですが、実際に生活の中で出会うチャンスがありませんから、行動が緩慢であったり同じ事を何度も話したりなどということを知ることは、社会生活の上でも大切なことでは無いでしょうか。 公園で道でスーパーで駅で、色々な場所でこれからもっと多くの高齢者に
接する機会が増加します。その時高齢者の行動を理解できるためには、まず知ることからだと思います。 私個人としては「徴介制」などと言うものでなく、社会見学の一環から学生に対して、見てもらうのが先のように 思います。

まとめ

人手不足の解決策としてのこの制度を実現させてしまうのは、いささか早計ではないでしょうか。
でも、こういった意見が出てくること事態は、そしてその意見にたいして若者がツイートするということは、いいことだと筆者は思います。
このように高齢者をたくさん抱える日本の社会問題に向き合うきっかけになるのですから。


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