東日本大震災などの震災や災害で住宅に被害を受けた人たちのために作られる仮設住宅。この仮設住宅は一般的にバリアフリーで作られておらず、住宅内は段差がある、入り口が狭いなどの問題を抱えています。
高齢者や障害のある人が生活しやすいような設備を備えた福祉仮設住宅の建設が提唱されています。
熊本地震の仮設住宅

現状の仮設住宅
東日本大震災や今回の熊本地震など地震や災害により住宅に被害を受けた人たちに対して提供される仮設住宅ですが、基本的にはプレハブでできています。断熱材などを使用しているのですが隙間風や結露が起こりやすいといった問題も生じています。 また、仮設住宅の中には段差があります。車いすユーザーが暮らすことができるように玄関先にスロープが付いているものもあるのですが、入り口が狭く、住宅内も広くないため不便な生活をされているようです。 高齢者は加齢による下肢筋力の低下が起こっています。そのため歩くときに足が上がらずすり足のようになってしまいがちです。まとめ
仮設住宅は避難所に比べて自分たちの住宅としてプライバシーを守ることができるのもです。しかし住宅再建のめどがつくまでその仮設住宅での生活を余儀なくされます。また住宅再建が不可能の人もいるわけであり、やはり住みやすさを考慮したものを設置するべきです。 仮設住宅であり、ずっと設置されているわけではありません。しかし何年かはそこに住まなければいけません。震災や災害をきっかけに要介護になる高齢者も出てくるでしょう。そうした時にも介護を受けながらでも生活できるような設備の仮設住宅を建設する必要があるのではないでしょうか。 日本は地震が起こりやすいと言われています。今から福祉仮設住宅の設備について検討をし、少しでも仮設住宅での暮らしがしやすくなるようにしたいものです。2016年6月27日 12:00