高齢者の肺や胃のガン治療、半数は経過観察にとどまる?
高齢化が進み、ガンと診断される高齢者も増加しています。
しかし85歳以上の進行がんの場合には、経過観察を積極的な治療をしないという割合が6割とのデータが発表されました。

がんの種類によってもその割合は変わってくるのですが、進行がんでも5年生存率が高い場合には経過観察をし、積極的治療を行わない選択をする場合が多いようです。

がん治療を行うことで生活の質を落としてしまうことにもなりかねないことが関係しています。

75歳以上のがん患者の治療法を公開

高齢化に伴い、高齢者のがん患者も増加しています。
1年間にがんと診断された患者全体の中で42%を占めているのが75歳以上の高齢者です。
これは2103年のデータですが、2002年と比較して7ポイント増加しています。

また85歳以上でステージ4のがんと診断された患者のうち
治療をしないという選択をした患者は非小細胞肺がんで58%
胃がんは56%
大腸がんは36.1%となっています。
治療が難しいすい臓がんの場合には60%が治療しないという割合になっています。

合わせて5年生存率も発表されています。
85歳以上のがん患者の5年生存率はすべてのがんで65.2%となっています。
がんが進行すると生存率は一気に低下することも分かりました。

高齢のがん患者の治療方針づくり

進行がんに対しても高齢患者の場合には積極的な治療をしないという実態が今回の発表で分かりました。
高齢者の場合にはがん以外にも心疾患など他の疾患を合併していることが多く、体力も低下していることもあるため、手術や抗がん剤治療が難しいことが少なくありません。
もちろん本人や家族が希望した場合には手術などの治療を行いますが、リスクを十分に理解しておくことが求められます。

こうしたことを踏まえ、高齢者のがん患者に対する治療方針を国全体で検討する必要があるとされています。
平均寿命を超えた患者に対する治療をどうするのかといった基準を作ることで、高齢者自身もその家族も、そして医療を提供する医師などにとっても役立つのではないかと考えます。

まとめ

先でも触れましたが、がんと診断された高齢患者さんの多くは心疾患などを合併していることが少なくありません。
また合併している疾患がない場合でも、 加齢とともに体力や機能低下があるため、がんの標準治療である手術や抗がん剤治療に耐えることができないことがあります。

その場合、残された時間を有意義に過ごすことができなくなるため、高齢者のことを考えると標準治療をすることがすべてではないと言えます。


2017年11月28日 17:00


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