徘徊における事故が多発…どの辺りまでが防ぐことができる対策?
認知症による徘徊での事故が多発しています。
少し前には徘徊していた高齢者が線路の中に立ち入ってしまい列車にはねられて死亡する事故も起きています。

この事故では鉄道会社と遺族の裁判結果に注目が集まっていました。
また介護施設から外に出てしまい事故にあってしまうという事件もありました。

どうしたらこうした悲しい事件を防ぐことができるのでしょうか。

徘徊はなぜ起こるのか

徘徊における事故が多発…どの辺りまでが防ぐことができる対策?についてのイラスト 認知症の症状の1つである徘徊。
特にアルツハイマー型認知症の中期に多く生じます。

アルツハイマー型認知症を発症したばかりの初期には短期記憶と呼ばれる記憶が低下していきます。
徐々に認知症が進行して中期になるとさらに記憶障害が進行します。

子供の頃や青年期の頃の記憶は比較的残りますが、最近に近い記憶を失っていきます。
そのため徘徊している本人の記憶は若かりし頃のものであることが多いのです。


よって徘徊しているときの記憶は最近のものではないため、知らず知らずのうちに遠くまで移動してしまうことが多くなっているのです。

徘徊している人はよく「家に帰ります」と話しをします。

しかし今住んでいる自宅ではなく、昔住んでいたところを指していることも多く、その家を探すために歩き回り最終的には自分がどこにいるのか分からずに保護されることになります。

徘徊を無理に止めるのは虐待になる?

徘徊している人を「危ないから」という理由で無理に制止することは虐待になります。
徘徊をしている理由を突き止めてその理由に合わせた対応をせずに力づくで止めてしまうこともあるでしょう。

しかしそれは本人の行動を抑制していることになるため、虐待として見られてしまうのです。

ではどうしたら危険なく過ごすことができるのでしょうか。

まずは介護者が徘徊している本人の気持ちを十分に理解し寄り添うことが求められます。

徘徊は認知症の症状の1つです。
孤独感などがあると徘徊をしやすいとされています。

介護者が側にいることを感じてもらい、そのような思いをしないように関わるようにしましょう。

また玄関の施錠も広い意味では虐待に当たります。
しかし介護施設では職員数も限られており、見守りをするにも限界があります。

そうした場合にはセンサーなどを利用した見守りをすることも検討するべきです。

まとめ

徘徊をしている人たちは目的がないわけではありません。

「家に帰りたい」ということなど目的をもって歩いているのですが、歩いている途中で何をしているのか分からないという状態になってしまうため歩き続けてしまうのです。

もし近くで徘徊している人を見つけたら声をかけてください。
それだけでも徘徊している人たちを事故などから守ることができます。

地域包括ケアシステムの構築が進められている今、地域の人たちも一緒に見守りをしながら事故を予防していきましょう。


2016年10月23日 17:00


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