いのちの電話の相談員が減少しています。原因はなに?
誰にも相談できず、一人で悩んでいる人の相談窓口の一つ、いのちの電話が苦境に立たされています。

相談員の中心的役割を担ってきた団塊世代が引退しているためです。

後継者育成にも取り組んでいますが、カウンセリング講習があることなどにより後継者確保が追いついていないのが現状なのです。

いのちの電話の危機

いのちの電話の相談員が減少しています。原因はなに?についてのイラスト 福岡県の「福岡いのちの電話」では、相談者からの「話し中ばかりじゃないか」「命をつなぐ電話が繋がらなくてどうする」といった苦情が相次いでいます。

相談員は170名いますが、10年前と比べると50名も減っています。

毎日24時間体制で3本の電話回線を使用して相談に応じていますが、相談員不足から電話回線1本だけでしか対応できない時間も増えていると言います。

事務局長は、「1人でも多くの人に寄り添いたいが、限界がある」と頭を抱えています。

相談員の悩み

すぐに相談員になれるわけではないのです。

2~4万円の費用を自己負担したうえ、1~2年かけて、カウンセリング講習や実務研修などを受講して、はじめて相談員としての活動ができるようになります。

さらに相談員になってからも、原則交通費や報酬は出ないのです。

いのちの電話は、相談員の「誰かの役に立ちたい」という思いで支えられているのです。
しかし、電話では相手の顔が見えないうえ、相談員の発した一言が命を左右するかもしれないと精神的負担も大きいのです。

自己負担も少なくはなく、精神的負担も大きいので、新たな相談員のなり手は少ないのが現状なのです。

相談員不足の打開策

相談員不足の打開策として考えられたのが、相談員の対象年齢や受講料の見直しです。

「23~65歳」だった相談員の対象年齢を「20歳以上」に拡大したり、研修受講料を1万円引き下げたりしています。

また、相談員の募集時期も7~8月のみだったものを4~8月と拡大しています。
いずれにしても、すぐに相談員になれるわけではないので、時間がかかる打開策なのです。

まとめ

いのちの電話は、日常的な悩みやストレスの受け皿だけではなく、災害で大切なものを失った人の心の支えにもなっています。
ボランティアのような活動で成り立っている「いのちの電話」ですが、なくてはならないものなのです。

名前も顔も知らない相手だからこそ、苦しい胸のうちを吐露できることもあるのです。

心の支えの活動がなくなることのないような対策を見出してほしいものです。


2016年12月29日 19:00


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