胃ろうを希望しますか?口から食べれなくなった場合の手段
胃ろうとは、胃に穴を開けチューブを入れてそこから栄養剤を入れることです。口から食べられなくなっても栄養補給ができるので、延命治療としても考えられています。人間は食べることを本能としています。医療がなかったときのことを考えてみると、口から食べられなくなったら死を迎えるというのが当たり前でした。

最期まで口から食べることにこだわる方

胃ろうを希望しますか?口から食べられなくなった場合の手段についてのイラスト 人間は口から食べることを誕生してきた時から繰り返してきました。今でも生まれた赤ちゃんがおっぱいから離乳食へ進むように、生まれた時から口から食べるという行動をしてきたのです。私が介護施設で関わったケースでは、死を迎える直前まで口から食べるということを求める方がいました。飲み込みの機能が悪くなっていたので、食べることで肺炎を起こしたり窒息を起こしたりといったリスクもありました。何度もご家族と話し合いをし、「最期まで口から食べさせます、食べることが好きだったから」と話され、実際に最期まで食べられたのです。

食べることを拒否し、最期を迎えた方

先ほどのケースとは逆に、90歳代後半の方が突然食事を拒否しだしたのです。職員はもちろん、ご家族も話をして何とか食べてもらえるように働きかけたのですが結局食べなかったのです。徐々に弱っていき、最期は静かに亡くなられました。戦争に行かれていた方なので、死を感じる時があってこのような行動に出たのかなと職員で話をしていました。

胃ろうでの延命を望むケース

年を取ることや認知症になることで、食事に対して興味をなくすといった状態になることもあります。この状態になると食事を口に入れても飲み込まずに口の中に溜めている状態になります。飲み込みの機能も低下していくので、誤嚥する可能性があるため主治医からは食事を摂らないように話があります。その際に、食べられなくなったらどうしますかといった話し合いをするのですが、胃ろうでも何でもいいから長生きさせてくれ、といった家族も少なくありません。本人は何を望んでいるのでしょうか。

最後に

胃ろうという手段は、一時的に食べられない病気が生じた時に使う手段としては有効ではないかと考えます。元気になって食べられるようになったら胃ろうを閉じればいいのですから。長生きしたいから胃ろうにして欲しいという家族の気持ちもわかりますが、本人の気持ちがどうなのか理解した上で話を進めていただきたいと思います。家族のエゴで胃ろうをするのは考えものではないでしょうか。


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