介護福祉士国家試験の受験資格見直し!新しい「基準」
介護福祉士国家試験受験資格に対し厚生労働省は、経験年数の基準を従来のものから変更します。
介護福祉士の国家試験を受験される方は、新基準を把握しておきましょう。

受験できないと思っていても、新基準なら介護福祉士になれるかもしれません。

介護福祉士の国家試験、受験資格について

介護福祉士国家試験の受験資格見直し!新しい「基準」についてのイラスト 介護福祉士の国家試験とは、厚生労働省の財団法人「社会福祉振興・試験センター」が、第一次及び第二次試験により行う福祉の国家資格取得のための試験のこと指します。

今回の議題はこの国家試験に対する受験資格についてです。

では受験資格とは何が必要なのでしょうか。

(1)高等学校又は中等教育学校(専攻科を含む)において、介護福祉士として必要な知識及び技能を修した者
(2)3年以上【従業期間3年(1095日)以上かつ従事日数540日以上】介護等の業務に従事した者

が主な受験資格となります。

この受験資格にある中等教育学校とは中高一貫制度のことです。
前期課程(1~3年生)は中学校、後期課程(4~6年生)が高校に相当するものとなります。

つまり、例えば 一般的な高校を卒業した場合であれば、介護施設で勤務していなければ受験資格が得られないということです。

受験資格の新しい基準について

上記の受験資格、従業期間3年のところが変更の対象となっています。

内容現行だと「筆記試験の前日までに3年以上の実務経験が必要」となっていましたが、この期限について「受験年度末までに3年以上の実務経験が必要」に変更されます。

介護福祉士の筆記試験は、例年からみると1月下旬に行われています。

変更点について具体的に見ていくと、現行の「筆記試験の前日までに3年以上の実務経験が必要」という受験資格の場合、その日までに受験資格がいるとなると、例えば2月に実務に付いてあと数週間で満3年という方の場合は受験資格が満たないという理由から、受験時期が約1年間遅れてしまいます。

また学校卒業後の方の場合は、就職が4月になる場合が多いですよね。この場合も同様に約8ヶ月遅れることになります。

介護福祉士の受験資格として実際に介護現場に就いているということが大原則。

とはいえ、あと数週間や避けることが出来ない就職のタイミングなどで受験する機会を逸するというのは不公平だといえるかもしれません。

そのようなところから、今回は受験年度中に介護の 実務経験が3年を迎える方が受験出来るように変更されることとなったのです。
これで上記のような、「ほぼ3年なのに受験できない…」という問題が解決されることになるでしょう。
 

受験資格の基準変更の裏には人員不足の問題も

介護福祉士の国家試験、受験資格の基準が変更されるということは、これらの問題を解消するだけのものではありません。

依然として介護現場での人材不足は深刻です。重労働のわりに、他業種と比べると賃金格差があることや社会的背景などからステップアップへのモチベーションが低いのもその原因のひとつではないでしょうか。

しかし、「介護福祉士になりたい!」などと向上心をもって従事することが離職を改善できることにも繋がるかもしれません。
社会的にも国家試験取得者というのは魅力ですから、今回の改正は介護福祉士がより身近に「魅力のある職種」となれる可能性を秘めています。

このように、向上心を持った方々が介護現場で活躍することで、人材不足を軽減する一つの措置としても成り立つのかもしれません。

まとめ

介護職は世間では3Kなどといわれ、また特に若い世代の人が敬遠しがちな職業の一つです。

しかし、その中でも日々向上心を持って介護職に従事されていらっしゃる方も存在します。
そのような方がステップアップし、やがて介護現場のリーダーとして牽引していくのに瑣末な障害は取り除くべきだと言えるかもしれません。

人材不足や社会保障費の問題など、非常に考える問題が多い介護業界。
しかし、このような少しの変化が、この介護業界を変化させていくキッカケになるかもしれません。


2016年6月30日 12:00


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