介護の現場を知っていますか?待遇改善を求める声
介護職待遇改善を求める声が介護現場からあがっています。

高齢化社会と言われている現在、介護保険の事業所が次々と作られていますが、今までは数が足りなくて「どんどん作れ」と言われていたのが、事業所過多となり、今後は事業所同士の利用者さんの取り合いになってきます。

そこで決めてなるのが「どれだけ質の高い職員を集めているか」ということがポイントにきます。
しかし、介護の現場では難しい現状があります。  

介護の現場の評価の難しさ

介護の現場を知っていますか?待遇改善を求める声についてのイラスト 介護の現場で「良い職員」とはどんな職員でしょうか?

実はこの評価がすごく難しいのです。

介護の現場で実践的な資格として、ヘルパーの資格や介護福祉士の資格があります。

ヘルパーの資格は受講すれば自動的に取れますし、介護福祉士は現場経験を積めば受験資格を得ることのできる資格で、現在130万人いると言われております。

管理者になるなら資格は必要ですが、現場で働くにはあまり関係ありません。

では、学歴で評価する?といっても、学歴で仕事内容に差がつく職場ではありませんし、これもあまり評価の基準にならないようです。

介護の職場は生産業のように目に見えて結果が出る職場ではありませんし、営業職のように1人1人の成績が出るわけでもありません。
施設として1つの結果が出るため管理職が仕事の1人1人の評価をしなくてはならないのです。しかし、そこがすごく難しいことです。

すべての業務をそつなくこなせれば1番良いのですが、介護施設は1日の仕事量がとても多く大変です。

そこで、日々の業務だけ淡々とこなして仕事をどんどん片付けていく職員と利用する方の存在を重視して利用者さんとの触れ合いや会話を優先して行い日々の業務を後回しにする職員、利用する方にとっては利用する方を重視してくれる職員のほうが評価が高いですが、現場では「利用者さんと遊んでばっかいる職員」と評価されてしまうこともあり、淡々と仕事をこなしている職員のほうが「仕事を多くしている・できる職員」となってしまうこともあります。

同じ職員同士でも納得いかないといった問題も多々あるのです。  

介護現場の問題はさらに…

現在、介護施設はどんどん増えていますが職員の育成はあまり進んでおりません。

しかし、施設を運営するため最低人数の職員を確保しなくてはならないため、施設の欲しい人材を確保するというより、まず人を入れないとならないというようになっているようです。

そのため、職員の高齢化も進んでいるのです。

新卒の職員の離職が進む一方で別の職種や定年して再就職で福祉の世界で働く人も増えております。
そのため、職員教育も全く経験無い状態から行うこととなり一般企業と違うところに戸惑うことも多いようです

まとめ

超高齢者社会に突入し、ますます高齢者に関係する業種はその質の高さが求められるようになりました。

しかし、提供する側に求めるばかりで待遇面での改善はまだまだ追いついていません。

質を高めるためには、それなりの努力が必要になります。
その努力に対して、報酬を支払うのは当たり前なのかな、と筆者は思います。

介護職も人間ですから、努力が評価されなければそもそもやろうとは思わないですよね。

なんだか悪循環だな~と感じます。


2016年7月28日 9:00


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