「介護力」あなたの住む街の介護の力を考えたことがありますか?
日本経済新聞が、その時の旬のテーマをインフォグラフィック(情報を視覚的に表現する手法)で表現する試み「日経ビジュアルデータ」を始めています。その中で、日本全国の介護ランクに関するインフォグラフィックが2015年11月13日付でアップされました。一体どういうことなのでしょうか。

あなたの街の介護力とは?

日本経済新聞で掲載されている日本地図をクリックすると、医療ランク、介護ランクというものが表示されます。医療ランクとは、一般病床の数、手術の為の全身麻酔の実施件数、病院まで車でかかる移動時間などの評価項目をポイントされています。そのうえで、人口を割ってどれほど行き届くかを示す「一人あたりの医療指数」とされており、病院の数が単純に多くても、人口が多ければランクは低いです。
介護ランクは、2040年の介護施設の受け入れ能力を示し、介護ベットの数をもとに分析されています。2015年の時点で、75歳以上の後期高齢者(1645万8195人)に必要とされる1人あたりの介護ベット数は0.081床とされています。またこれから必要になるベット数の予測もされています。そして2015年の各地域にあるベット数から、2040年に必要な推計ベット数を引いて余力の調査も行われました。プラスであれば余力があり、マイナスであればベットが足りておらず、将来に向けての拡充が必要といえます。この過不足をもとに算出したのが「介護ベット準備率」で、他地域と比較できるようにされています。

「医療・介護難民は現実に起こっている」

日本全国各地の医療・介護レベルに関して、国際医療福祉大学大学院の高橋泰教授は、「人口減少が進んで地方の活気が失われていく中で、東京圏をはじめ大都市圏への集中が懸念される。東京の実態を調べてみても、多くの高齢者や要介護者が埼玉県、千葉県、神奈川県の周辺地域の施設に頼っている」と述べています。
「介護力」あなたの住む街の介護の力を考えたことがありますか?についてのイラスト 確かに、東京だけでなく、主要都市圏に病院や施設が偏り、地方では自分で生活できる高齢者や家族が介護をしてくれるのを頼りにしている部分もあると思います。ニュースを見ていると、ある事件で高齢の姉弟がいました。長年、足の悪い姉の介護を弟がしていましたが、介護疲れだったのか、山奥に姉を置き去りにして、姉は白骨化になり発見。のちに姉の姿を見なくなった近隣住民の証言から、弟は逮捕されました。また両親の介護をしていた40代の娘が、介護に疲れて湖で自殺を図った事件もありました。どれも地方で暮らしていた家族の話です。

最後に

このインフォグラフィックについては、画期的な技術だといえるでしょう。一つの基準でしかありませんが、クリック一つで全国各地の介護力などを見ることができるのは驚きです。同時に、やはり地方の介護問題に関して、このような痛ましい事件を起こさないためにも、まだまだ考えていかなければならない問題は沢山あると思います。
参考元:日本経済新聞


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