介護職給料が安いのはなぜ?介護離れの実態
厚生労働省の調査から2015年度に介護職員の給料が前年より1万3千円UPしていることがわかりました。 以前より、重労働でありながらもその賃金の安いことが介護離職者が増える原因のひとつとして考えられていただけに今回のこの調査内容には、少し驚いてしまいました。
しかし、他職種からみると未だ10万円ほど低いことが明らかになって介護離れはより深刻になりそうです。

わたしの介護離れ

介護職給料が安いのはなぜ?介護離れの実態についてのイラスト 介護職は重労働です。
その上、施設においては24時間体制の勤務となりますから、早番・遅番・夜勤と 時間的にも不規則になりがちです。腰痛や腱鞘炎などの方もたくさんいらっしゃいます。また、綺麗な仕事ばかりでは ありません。
排泄介助もありますし掃除から洗濯などと細かなことまでたくさんあります。

実は筆者も介護のお仕事をしていました。
でも、ぎっくり腰を4回も繰り返し家族から反対され退職という経験があります。 「この体制で介助する」などということは分かってはいても、急いでいるとつい無理な体勢で行ってしまいます。

1度やるとその次のときは気をつけるんでしょうが、気持ちが急いてしまって…。3回目の時には特別なことはして いなくてただモップかけていたときに「ぎくっ!」とやってしまったんです。そして安静が大切なことが分かって いながら、休むと迷惑をかけるからと無理もしました。4回めには自分でも諦めざるをえませんでした。

介護職は確かに遣り甲斐のあるお仕事ですが、本当に重労働なんです。夜勤も月に2回は回ってきてました。 早番のときは6時出勤、遅番は14時出勤、夜勤は22時出勤でしたね。普段は8時出勤で職員が24時間の時間を交代するんです。 私は社員でしたが、ほとんどの方はパートさんでした。

では、どうして他業種より安いのか?

「介護報酬は公定価格で上限が決まっている」ということです。
では公定価格とはなんでしょう?「政府が物価統制のために指定した物品最高販売価格」のことです。

これって、政府が介護報酬を押さえ込んでるってことなんでしょうか? 「施設介護は介護報酬の6~7割が人件費、訪問介護は9割が人件費。要介護度の内容に見合った介護報酬が決まっている。」
どこまでいっても介護職の賃金が上がらないですね。そもそも介護という仕事は最近のお仕事です。

昔は家庭で当たり前に行われていたことで「社会的地位」「専門性」を低く見ているせいではないでしょうか?一般的には賃金は労働生産性(付加価値)をもとに決定し、会社だと売り上げを伸ばしたり、新しい開発をすると 認められ賃金も上がるのです。
しかし介護では何かを作り出すということはありません。

近未来への期待

最近のテレビで「AI」が取りざたされていますね。
囲碁の世界でも人工知能が天才に勝ったというニュースです。 様々な分野でこのAI(人工知能)は活用されています。自動車製造などの各種製造分野から色々な分野まで現在利用されています。

今後「第4次産業革命」といわれる時代がきてネットワークで最適な生産から販売まで行うと いわれています。介護の分野でも研究が進んでいます。すでに高齢者福祉施設に介護ロボットを導入し始めた施設も あります。
介護職員の業務負荷を軽減することが出来る日もそんなに遠い日ではないかもしれません。

まとめ

さて、いかがでしょうか?
介護職の仕事は重労働なわりに賃金が安い問題についてどのようなお考えをお持ちでしょうか?

お話しが出来るロボットが施設で人気をはくしている映像も目にしました。

でも、人間の心まではまだまだ到達できていませんね。 話しは飛びに飛び、近未来の希望のお話をしましたが、現在介護職が辛い状態であることは事実です。
介護職への認識を話し合ってみてください。


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