新しい介護スタイルの取り組みで自分らしくいられる場所を
特別養護老人ホームの待機者数は50万人以上と言われています。その中でも新しい介護スタイルを目指し取り組んでいる、宮城県仙台市にある介護老人福祉施設「田子のまち」です。ここでは家のように自分らしくいられる場所作りを行っています。どのような取り組みをしているのでしょう。

ユニットケア

新しい介護スタイルの取り組みで自分らしくいられる場所をについてのイラスト 「田子のまち」では全室個室部屋が用意されています。それを10人でひとつのユニットと言う家族として生活しています。このユニットごとにお風呂、洗濯機などの共有のスペースがあり、個室部屋にはトイレ、洗面台、ベッドが配置されています。個室は自分の部屋として使えるので愛用の家具や趣味の物を持ち込むことも可能です。私自身もユニットケアの特養で働いたことがありましたが、部屋も狭かったので個人の家具の持ち込みは場所がないことから出来ず、据え置きのタンスに物が入るだけの荷物しか置くことが出来ませんでした。家を手放して来た方は沢山の荷物を持って来られることも多く、その時は必要最低限だけに留めて後は家族様に引き取ってもらっていました。新しい場所での生活で不安も大きい所に愛着のあるものに囲まれて過ごすのはきっと落ち着くことでしょう。

生活スタイルはかなり自由

生活リズムも施設に合わすことはありません。食事やお風呂の時間も決まってないので好きな時にごはんを食べて好きな時にお風呂を入る事ができます。これはすごい事です。食事、お風呂はどうしても施設の決めた時間に一斉に食べてもらい入浴も一斉に行うのがこれまでの介護施設の形だと思います。 「朝はゆっくり寝たいのに」「ごめんね、頑張って起きて食事にいきましょうか」 「お風呂は寝る前に入りたい」「すみません、入浴時間はお昼の間なんです」 と無理を言って動いていただいてた記憶があります。希望すれば個室で食事をとる事もできるそうです。生活スタイルはかなり自由です。

地域のふれあいの場に

地域の人がどんどん入って来られる施設を目指していることから、施設内には地域の人も自由に使えるレストランが作られています。施設も地域の中の一つの家ととらえてもらおうという考えからです。今後は施設をもっと地域の方に利用してもらえるようにスペースを開放する考えもあるようです。

まとめ

「田子のまち」施設長の丸田礼子のお話では「施設に来る理由は家で暮らせなくなったからだと思います。本当は家にいたいけど何らかの事情でここを新しい家として選択された。ですから、自分が自分らしくいられる場所でいけないと考えました。」と話されていました。「自分らしく」家に住んでいるような気持ちになる介護スタイルが少しずつできてきています。とても理想的でこのような施設がもっと増えたらと思います。しかし職員の勤務体制や人数確保をどのように行っているのか非常に興味があります。人手不足によりなかなか個人個人の対応をするのが難しい現状もみてきたので、どうすれば職員体制を整えて自分らしい場所を提供できるのかがわかれば、もっとこのような施設が増えていくと思います。
参考元:女性セブン2015年11月17日号


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