介護疲れから殺人が・・・開始3年以内に発生
‟介護殺人‟いう言葉を耳にしたことがあると思います。
介護疲れで家族の命を奪ってしまう事件です。

NHKの調べでは、2009年~2015年の6年間に少なくとも138件の介護殺人が起きていたことがわかりました。

どうしてそのような事件につながってしまうのでしょうか?

介護が生きがいに・・

につ介護疲れから殺人が・・・開始3年以内に発生いてのイラスト あるご夫婦のお話です。

いつも一緒に買い物に出かけたり、定年退職してからも一緒に旅行にも出かけたりする自他ともに認める仲睦まじいご夫婦でした。

ところが、3年前に夫が脳梗塞を発症し、半身不随となってしまいました。

発症直後から夫の介護が始まったそうです。

介護を繰り返しているうちに、自力で立ち上がれるようになったり、移動もできるようになるなど、夫の回復していく姿を見て、笑顔でよろこんでいたそうです。

ところが事件の半年前、食べ物を誤って飲み込んだことによる誤嚥性肺炎にかかってしまいました。
重度の肺炎でした。

妻は、再発を防ぐため、食べ物の形態や硬さ、食後はすぐに横にならないようになどさまざまなことに気を配っていました。

しかし夫は、自分の好きなように食事ができないことにストレスを感じ始め、また体力がないことで妻の忠告を聞かずすぐに横になったりするようになり、仲睦まじかったころの姿を想像できないほどに、激しい言い争いが絶えなくなってしまいました。

ノイローゼになりそう・・

このころの妻の日記からは、「私の言うことを聞かない」「横にならないよう、車椅子をしばりつけた」「ノイローゼになりそう」など前向きに介護していたのがウソのような言葉がつづられるようになりました。

一緒に暮らしていた息子も、「介護は自分でやる」と言い、気丈にふるまっていた母の様子から、介護疲れに気づくことができずにいました。

夫の病状が悪化すると、「私の介護が悪いのではないか?」と自分を責める言葉も多くなり、妻は自分の手首を切るなどの自傷行為をするようになりました。

介護を始めて3年、病状が悪化してから半年、妻は寝ていた夫の首をひもで絞め、命を奪ってしまったのです。

まとめ

自分の休息時間もなく、介護を行っている方は少なくないのです。
病状がよくなれば、前向きに介護に取り組むこともできるのですが、高齢者介護では、些細なことが原因で、あっという間に病状悪化してしまうことが多いのです。

少しでも介護負担の軽減のため、レスパイトを希望しても施設の空きがなく、ましてや入所は数年待ちがざらなのです。

今までは、介護される側のことばかり重視されていましたが、これからは介護する家族への支援が不可欠になっています。
家族だけに介護を担わせない、介護者を孤立させないような支援が求められています。


2016年7月14日 12:00


  • 入居までの流れ

    サ高住とは?

    入居にかかる費用
    入居条件について
    有料老人ホームとの違い
    生活支援サービスについて
    介護サービスについて
    メリットとデメリット

    入居祝い金

    Sakouju noteの知恵袋

    スマホの方はこちら

    施設掲載ご希望の方はこちら


    pagetop