漢方薬が高齢者の治療に効果あり?正しく安全な内服を!
高齢者に対して漢方薬を用いた診療ガイドラインを世界で初めて作成したのが東北大学の教授らのグループです。

またこのガイドラインの中では高齢者に効果がある漢方薬の種類も明確に示しています。

今かかりつけ医が漢方薬を処方する割合は94%以上とされています。

高齢者にも多くの漢方薬が処方されている現状から高齢者に効果が高い漢方薬または注意しなければならない成分のリストも作成しています。

高齢者に対する漢方薬のガイドライン

漢方薬が高齢者の治療に効果あり?正しく安全な内服を!についてのイラスト かかりつけ医の94%以上が漢方薬を処方しているそうです。
よって高齢者にも漢方薬がかなりの確率で処方されていますが、今まで明確な漢方薬の診療ガイドラインはありませんでした。

そのため今回、東北大学の教授らのグループが高齢者の診療ガイドラインを作成しました。

このガイドラインでは科学的根拠に基づく漢方薬治療について示しています。

その中で高齢者に効果がある漢方薬のリストや高齢者が内服する時に注意が必要な成分についても示されており、適切に処方されることが期待されています。

高齢者は薬の代謝機能が低下してしまうため、薬効が強く出てしまい副作用が出やすい状態です。

そのため負担が少ない漢方薬を処方するケースが増えてきているとされています。

高齢者に効果がある漢方薬とは

先述したガイドラインに掲載されている高齢者に効果があるとされている漢方薬が5つあります。

その5つは抑肝散(よっかんさん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、大建中湯(だいけんちゅうとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、麻子仁丸(ましにんがん)になります。

抑肝散は認知症のイライラや興奮、不穏に効果があるとされています。
半夏厚朴湯は誤嚥性肺炎に効果があるとされ、大建中湯は腸蠕動機能を高めるため機能性便秘の高齢者に効果的とされています。

また補中益気湯は体力を回復させる効果があるとされ、慢性閉塞性肺疾患の高齢者に対しても効果があるとされています。

麻子仁丸は慢性的な便秘の高齢者に効果があるとされています。

高齢者に対して注意するべき成分とは

効果がある漢方薬の他にも注意するべき成分についてもガイドラインでは示しています。
漢方薬は自然の植物などから採取された生薬が使われています。

その生薬によってはリスクがあるものもあります。

例えば甘草(かんぞう)による低カリウム血症に似た病態が、麻黄(まおう)ではアドレナリン様の作用のリスクが示されています。
漢方薬だから安心、というわけではなく昔から薬として使われてきた生薬が含まれているのでリスクにも十分注意しなくてはいけないのです。


2016年12月13日 12:00


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