熊本地震の避難生活でエコノミー症候群・・・ 対策法は?
熊本地震の報道で、崩壊している建物や避難所の映像が映しだされる度に心が痛みます。
エコノミー症候群」でお亡くなりになられた方がいらっしゃるというニュースも拝見しました。
エコノミー症候群とはどういったものなのか?症状は?対策法は?

今回はこの「エコノミー症候群」についてみなさんといっしょに考えてみたいと思います。

エコノミー症候群ってなんの病気?

熊本地震の避難生活でエコノミー症候群・・・ 対策法は?についてのイラスト 本来は「エコノミークラス症候群」という病名ではなく、「深部静脈血栓症」「肺塞栓症」という病名が正しいのです。 飛行機内でじっと長時間座っていた人が、降りたった直後に倒れる事が多かったため、そう呼ばれるようになりました。

じっと座ってばかりだと足の静脈の血流が悪くなります。そうなると血栓が出来やすくなります。 そして動き出した途端に血流に乗って血栓が肺に進入し、肺の血管を塞ぎ呼吸困難や心肺停止を起こすものです。

でも、これは飛行機だけでおこるものではありません。 仕事でデスクワークに集中し、同じ姿勢を続けていたOLが、深部静脈血栓症になったという話もあります。 タクシーの運転手、トラックのの運転手、長距離バスや電車などの旅行中の人にも事例があるんですよ。

長時間同じ姿勢を続けていれば、どんな状況下でも起こりうるのです。

今回の地震において、エコノミークラス症候群の症状で搬送された方は、19日現在でも熊本市内だけで20~30 件程度あったといわれています。 「車のほうが精神的に楽」「建物内では安心できなくなった」「避難所に入りたいとは思うが、犬がこれだけいると周りに迷惑がかかってしまう」 などと様々な理由で車を避難場所にされている方が現在もいらっしゃいます。

その実態数はつかめていないのが現状です。

どのような症状がでるの?

9割以上が脚にできるといわれます。初期症状を見逃さない事が大切です。
片側の足にむくみなどの症状が出たときは、脚に血栓ができた可能性が高いといわれています。

「深部静脈血栓症」の兆候と頻度としては
・下肢の腫れ・・・5割ほど
・下肢の痛み・・・2.5割ほど
・下肢の変色・・・1割弱
このような症状が見られます。

この発症は飛行機を降りてから数時間時間後や、数週間後など直ぐに出るものばかりではありません。 何日も経ってから発症してしまうというケースも少なくありません。

「息苦しい」「胸が痛いなど」などといった激しい症状ではない場合も注意が必要です。
もし全身症状が出た場合は、「心臓内科」「循環器内科」「循環器科」へ早急に受診してください。

リスクの高い人

長時間にわたる同じ姿勢、水分不足などに加えて、リスクが高まる方についてお話しします。

・40歳以上の人(加齢から血管に傷つく可能性があり、50歳以上はさらにリスクが高まります)
・生活習慣病を患っている(人肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病など)
・下肢手術経験の人(特に股関節・膝関節の置換術、大腿骨骨折の手術)
・腹部手術経験の人(産婦人科や泌尿器科の手術、脊椎の手術など)
・脚を骨折した人

一般的に高齢者の場合はリスクが高くなりますね。

簡単に座ったままでも出来るストレッチ

下肢には血液がたまりやすくなります。
長時間足を動かさない姿勢だと血流が滞って血栓ができやすくなります。
また、体内に水分が不足すると血栓ができやすくなります。

予防策としては
・こまめに水分をとり、トイレをがまんしない。
・定期的にからだを動かす

本当は1時間に1回動くのがいいのですが、今回のような非常時で難しい場合は

1、座ったまま爪先立ちし、脚を上げ下げする
2、かかとを床につけ、爪先を引き上げる
3、ふくらはぎを軽くマッサージする

などを心がけてください。

ただし、意識するあまり無理はよくありませんので適度に行うようにしてください。

まとめ

いかがでしたか?
エコノミークラス症候群とは、飛行機内ばかりではなく、日常にも潜んでいるとても危険なことです。

特に長時間にわたる同じ姿勢の方は、水分補給と1時間に1回は足を動かす事を忘れないでください。
意識するだけでも、リスクは回避できる病気です。

今回の熊本地震により、避難所への選択が困難な方もいらっしゃいます。
車中避難生活が長期化となる方の健康面への影響がを考えると、対策は急を要します。

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