日本版CCRCの導入に向けて!「メディカルタウン構想」の実現へ!=酒田市
山形県酒田市では政府の掲げる「生涯活躍のまち(日本版CCRC)構想」導入を検討し、コンサルタント会社と提携し、調査、その中間報告をまとめました。 その結果として年間約2億円の効果を期待し、試験事業を計画しています。日本版CCRCとは一体どういったもので、どのようなことが期待できるのでしょうか。

CCRCとは

日本版CCRCの導入に向けて!「メディカルタウン構想」の実現へ!=酒田市についてのイラスト 高齢者が健康なときから生涯を過ごせる生活共同体をCCRC(Continuing Care Retirement Community)、直訳すると継続介護付きリタイアメントコミュニティとなります。当然高齢者ですから介護が必要になる事も考えられ、その際には医療を受けながら暮らしを続けられるシステムが必要だと言えますよね。
特徴としては、入居高齢者が元気に生活をしていることにあります。健康的な食事から趣味など充実した活動が施設内で行える設備などがあり、同年代の高齢者仲間と活動できると言うものです。この考え方は1970年代の
アメリカで始まった集合住宅の考え方です。
今回政府が打ち出したものは、都会から地方へと高齢者が移住することにより、退職後の第二の人生を楽しめるように支援する、という指針です。地方にバリアフリーの高齢者向け住宅を建築し健康なうちに地方に移り住んでもらい、高齢者住宅建設や運営費を補助、さらに移住後には助成金を検討しているのが日本版CCRC構想です。

その政府の構想の意義として

「高齢者の希望の実現」「地方へのひとの流れの推進」「東京圏の高齢化問題への対応」と大きく3点が挙げられています。
元々、日本には老人ホームがあります。ではCCRCと老人ホームとの違いとはなんでしょう。
老人ホームには健康について不安を覚えた方が入居するといった傾向がありますが、それに対してCCRCとは健康に問題のない人が仕事などをリタイヤ後に、余生を楽しむために入居するという、元々のコンセプトに違いが見られます。

酒田市の中間報告

酒田市の人口減少は著しく、高齢者人口の割合は4割強にも達し、今後人口の自然減少傾向により拍車がかかると予測されています。平成22年から比較し平成52年には4割強の減少が推計されています。
今回の高齢者移住を検討するには、政府の「生涯活躍のまち(日本版CCRC)構想」により移住者100人を受け入れた場合の消費・交付税措置の効果額を年間約2億円と試算されたことも大きな要因でしょう。
地方版総合戦略(2015~19年度)による、日本版CCRCで、高齢者の移住による施設単体の「施設型」の構想が生まれたようです。民間事業者に市有施設や市有地を貸し、運営を想定しています。
すでに昨年10月、コンサルタント会社と委託契約を締結し今年3月までの調査を進行しています。テスト事業として、市立八幡病院と連携の上、医療・介護の安心出来る居住環境を築ける「メディカルタウン構想」もあります。
中間報告では、100人の受け入れで、年間1億8千万円程度の消費が見込まれるとし、人口増加により国からの普通交付税措置は1933万5千円増加と試算しました。
どこの地方自治体も人口減少と運営資金には困窮していますから、この構想は市にとっても思案材料となった模様です。
また施設が出来ることで仕事が生まれ、リターン現象からの人口増加も大きな狙いなのではないでしょうか。

基本コンセプト

酒田市では「最後まで自宅で住み続けられるメディカルタウン構想」、「東北公益文科大との連携によるカレッジタウン構想」を打ち出し、八幡病院と連携することで地域包括ケアシステムが構築され、メディカルタウン構想を実現させると考えています。
これらの中間報告をもとに、酒田市は事業としての手ごたえを感じており、来年度には首都圏での窓口を開設し高齢者の移住募集を行いたいとの考えです。

まとめ

この政府の日本版CCRC構想が本当に実現し、高齢者にとって終身安住の地となるのかについては、懸念の材料がないわけでもありません。
コミュニュティ参加が日本人に定着していないことなど、日本とアメリカの文化の違いについても1つの懸念材料でもあります。
しかし、今の日本では都市部集中型で地方ではますます人口が減少するとされているので、この高齢者移住により地方に産業が生まれるということは非常に重要なことでもあります。今後日本の高齢者が最も楽しく住み暮らせる環境整備を模索し続けてもらいたいものです。


  • 入居までの流れ

    サ高住とは?

    入居にかかる費用
    入居条件について
    有料老人ホームとの違い
    生活支援サービスについて
    介護サービスについて
    メリットとデメリット

    入居祝い金

    Sakouju noteの知恵袋

    スマホの方はこちら

    施設掲載ご希望の方はこちら


    pagetop