認知症の人たちの問題行動の原点とは
認知症といわれている方々には、介護者側からみると問題行動と言われる行動を起こすことがしばしばあります。この問題行動は、本当に問題なことなのでしょうか?

認知症とはどんなもの?

認知症の人たちの問題行動の原点とはについてのイラスト 認知症の症状の中核をなすのは記憶障害です。人は記憶を頼りに生活していますが、認知症の人は、物そのものや、その使い方などを忘れてしまっているためにちぐはぐな行動をとってしまうのです。介護者側はこのちぐはぐな行動を問題行動とみてしまいがちです。問題行動といわれるものは、認知症の周辺症状からおこるものです。この周辺症状は、本人が元々持ち合わせている性格や置かれている環境が大きく作用しているため、人によって大きく症状が異なってきます。

介護者側の「間違い」

そこで介護者側が行ってしまいがちなことは、認知症の人たちに「間違いを優しく指摘」することです。この「間違い」は介護者側の目線であって、認知症の人たちとは大きく違っているのです。頼りにしている記憶が認知症の人たちは忘れてしまっているため、ちぐはくな行動になってしまうのです。ですので「優しく指摘」されることで認知症の人たちはさらに混乱し、問題行動につながっていくのです。忘れてしまっている記憶の糸をつなぐことで、行動がつながっていくことも多いのです。

認知症でも自分でなんとかしたい

例えば、おばあさんが赤いチューリップを全部摘み取ってしまったとします。介護者側はすぐに問題行動を思いがちですが、何か原因があるのです。赤いものはトマトと思い込み、子供においしくて好きなトマトを食べさせたくて摘み取ったのかもしれません。畑仕事の手伝いをしようと思ったのかもしれません。他にも、おばあさんが汚れた洗濯物をタンスの奥深くに隠しこんでしまったとします。汚れたものをどのようにして後始末をすればいいのかわからなくなってしまったのかもしれません。汚したこと自体理解できなくなってしまい、パニックになって隠しこんだのかもしれません。この2つの行動の原点は家族やまわりの人に迷惑をかけたくない、自分でできることはなんとか自分でしたいと頑張っていることから起こっているのです。

まとめ

認知症の人たちも私たちと同じ、同じ人間なんです。病気のため、行動が混乱しているだけなのです。行動を問題視するのではなく、忘れてしまっている記憶の糸をつなぐ手伝いをすることが介護者側の行動として忘れてはいけないことなのです。


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