認知症の薬を減らし症状を改善させる取り組みが特養で実施!
高松市屋島東町の特別養護老人ホームが、認知症の人に処方されている向精神薬の服薬をやめたり、減らしたりする取り組みを進めており、薬をやめても適切なケアがあれば症状は改善しているといいます。薬を減らしてみて、その症状が改善するのであれば、それに越したことはないでしょう。今回はいくつかの認知症の薬の効能についても調べてみました。

認知症について

認知症の薬を減らし症状を改善させる取り組みが特養で実施!についてのイラスト 「認知症」と一言でいっても原因や疾患、症状はさまざまです。ただ、違う原因でも同じような症状があったり、複数の原因から症状が見られることもあります。最も人数が多いのはアルツハイマー型認知症です。次いでレビー小体型認知症あるいは血管性認知症となります。他にも多くの認知症がありますが、最近話題になった若年認知症には原因疾患はありません。認知症の原因を問わず、発症年齢で分けた呼び方です。 現在、日本認知症学会では、発症年齢が18~29歳を若年期認知症、40~64歳を初老期認知症、65歳以上を老年期認知症と分類しています。

認知症の薬について

現在、代表的なものとしてアルツハイマー型認知症の治療薬が挙げられますが、認知症の治療に有効な薬はまだ少ないと言えるのではないでしょうか。以下で薬の種類を見ていきましょう。

アリセプト

アルツハイマー型認知症の進行を遅らせるために最も多く利用される薬です。近年、レビー小体型認知症への効能も認可されました。

メマリー(メマンチン)

中等度および高度アルツハイマー型認知症における症状の進行を抑制する薬です。

レミニール(ガランタミン)

軽度および中等度のアルツハイマー型認知症の症状の進行を抑制する薬です。

リバスタッチ・イクセロンパッチ

貼り薬のタイプの認知症の薬です。軽度および中等度のアルツハイマー型認知症に適応があります。
多くの副作用は薬量に比例します。よって多剤大量処方になると、副作用はさらに強い状態になります。また、多種類使用だと原因が不明瞭となるため対策も難しくなります。副作用を止めるために服用し、さらに薬の量が増えてしまいます。
多くの向精神薬は、過敏さをとる作用があります。多剤大量処方だと常にぼーっとした状態(過鎮静)になることもあります。その結果、症状が目立たなくはなるかもしれませんが、生活能力は大きく落ちてしまう場合があります。結果的には自分で症状をコントロールする力も落ちてしまうでしょう。

認知症ケアの「ユマニチュード」とは?

近年注目されている、認知症患者のための新しいケア方法の一つです。ユマニチュードは「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つのケアを柱とし、150以上の実践技術があります。ケア方法の特徴のひとつに「患者の人格を尊重すること」を重視してます。最低限の援助にとどめ、患者自身の「できる力」を引き出すケア方法も特徴のひとつです。実際に認知症患者のケアに取り入れた現場から、「内服薬の減薬」「職員の負担減」などのうれしい効果が確認されているそうです。
特に認知症患者に携わる看護・介護の現場からは注目を集め、ユマニチュードを学んでいる関係者も増加しています。ユマニチュードの基本技術には「あなたは大切な存在である」ことを相手に理解できるように伝えることでコミュニケーションが良くなり、看護師がケアの有効実施を実現させることができました。その結果、認知症の人への向精神薬使用の減薬ができたり、施設から急性期病院への搬送が減らせたなどの報告も蓄積しているそうです。

まとめ

薬に頼ると効果も得られるものの、副作用等による弊害もまた多く見られます。人としての人格を尊重したケアを行うために、その方法を今一度考えていくべきではないでしょうか。多量の投薬がもたらす弊害から目をそらさず、新たな認知症ケアを目指し、学ぶ時期に来ていると思います。
参考元: 朝日新聞


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