写真で高齢者の過去の思い出が蘇る!
とある介護付き有料老人ホームで、顧問の医師がタブレット端末を片手に利用者の往診に訪れました。利用者の女性は、そのタブレット端末に映し出された写真画像を見るなり感極まった表情となりました。そのタブレット端末に映し出されていた写真画像はとある風景写真でした。 利用者の女性は、その景色を見るなり一瞬にして過去の記憶を鮮明に思い出されたそうです。その景色の場所は利用者の女性がかつて学童だったころ、遠足で行った場所だったそうです。「学校の遠足で行きよった。もう足が言うことをきかん。」と話されていたそうです。

胸の中の引き出しの鍵

写真で高齢者の過去の思い出が蘇る!についてのイラスト 施設入所している利用者の方、それぞれが深く長い人生を送ってきています。楽しいことばかりではなかったでしょう、辛いこと苦しかったこともあったことでしょう。しかしそれもまたいい思い出に変わっていることも少なくないのです。高齢者となると、認知症患者でなくても、何かを思い出すことが難しくなってきます。その思い出の引き出しにかかった鍵を開けてあげる事は、心の癒しに繋がることもあるのです。
もちろんそのキッカケは、なにも風景写真だけではありません。しかし実行しやすい手段なのではないでしょうか。質問攻めのように引き出しをこじ開ける事が得策とは言いづらいと思います。あくまで利用者の胸の中でひっそりと引き出しが開けばいいのです。胸の中で反芻することで、またひとつの刺激となります。そこで利用者本人が聞いてほしい!という感情が生まれたときに話を聞いてあげるといいでしょう。

本人だけの癒しではない

このような手段は、本人のためだけではありません。本人と思い出を共有している家族や友人がいるケースも少なくないでしょう。病気を抱え、生きる希望を見い出せず、表情が乏しくなった患者を支える家族にも心の安らぎは必要なのです。本人の表情が明るくなることは、介護する家族にとっても希望となります。場合によっては言葉を発することができない状態にまでなってしまった患者でも、頬が上がるだけでも、家族にとっては喜びとなりえるのです。

まとめ

特に今の高齢者は大変な時代を生きてきた世代です。我慢強くあまり愚痴などをこぼさない人も多いようです。そんな姿をみている家族も胸に刺さるものがあるでしょう。過去の自分が生きてきた人生を振り返ることは、今後どのように自分らしく生きていくか、どのような治療を受けていきたいかと本人の尊厳を守り、医師との理解を深める事ができるのではないでしょうか。


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