老人性認知症疾患療養病棟の施設基準、職員配置の維持を要望
平成29年度末で老人性認知症疾患療養病棟(介護療養型医療施設)が廃止することになり、新しく「新型老健」として変わろうとしています。

今までの老健と大きく違う点は医療面が充実していることです。

しかし老健となることで施設基準が変わりサービスの低下が懸念されるようになってきました。

老人性認知症疾患療養病棟とは?

老人性認知症疾患療養病棟の施設基準、職員配置の維持を要望についてのイラスト 介護療養型医療施設の一種で、重度の認知症患者に対して医学的管理の下で看護や介護の世話を行いリハビリテーション等を提供する施設です。

要介護認定を受けている人しか入院できず、重度の認知症により他の病院で対応困難な患者を積極的に受け入れてくれます。
認知症により起こる幻覚や幻想を精神科専門療法やリハビリテーションで非薬物療法などにより治療を行います。


旧型老健(介護老人保健施設)と違うところは医療体制がより充実している所です。
医師の人数も看護師の人数も圧倒的に多いのが特徴で、精神科専門療法は老健では受けることができません。

そもそも老健は在宅復帰するための施設ですので短期間入所が前提であったり、身体機能を回復させたり、レクリエーション等で快適な施設生活をおくることに重点を置いています。

老人性認知症疾患療養病棟の職員配置

病院や老人施設には必ず施設基準があります。
患者一人当たりの居住面積や職員配置などさまざな項目がありますが、今回は老人性認知症疾患療養病棟の職員配置が新型老健になることでどう変わるのでしょうか。

現在までの施設基準では医師は3名以上、看護師は1人に対し患者6名、介護士は1名に対し患者4名となっています。

ですが新型老健の新しい基準では医師は1名と数名の医師が交代で、看護師は現況のまま1名に対し患者6名、介護士は1名に対し患者6名と大幅に患者人数が増えることが予想されています。

これにより医療面が充実していた老人性認知症疾患療養病棟は医師の人数が減ることでサービスの低下や、施設基準が下がることで病棟のほぼ全てが現在の介護士1名に対し患者4名の配置を下げることを懸念しています。

介護士は人材不足の職種ですので、なかなか人が集まりにくい状況が続いていることから医療面だけでなくケアの面においても患者へのサービス低下はますます避けられない問題となっており、現在この新基準で本当にいいのか議論されています。

老人性認知症疾患療養病棟は看取りケアまで行っていることから新しい施設基準では運営が成り立たないとの意見もあり、今後ますます議論が過熱されることでしょう。


2016年12月7日 17:00


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