老年期うつ病になる高齢者、孫離れを引き金に?
「子離れ」という言葉は良く聞きますが、最近では「孫離れ」が引き金になる高齢者のうつ病が取りあげられています。 両親が共働きの場合、祖父母が面倒を見ているケースが良くあります。しかし子供は手が離れていくものです。 そうした時に寂しさから老年期うつ病を発症するケースがあるのです。

高齢者のうつ病とは

老年期うつ病になる高齢者、孫離れを引き金に?についてのイラスト 高齢者のうつ病とは、老年期(65歳以上)の方が発症するうつ病のことです。 老年期うつ病は認知症と並んで高齢者に多い病気の一つです。 気がめいったり、興味がなくなったり、食欲がなくなってしまったり、眠れなくなってしまったり、などといった症状が2週間以上にわたり毎日続く状態です。重症になると「もう死んでしまいたい」と考えてしまい、生きることに絶望してしまうこともあるのです。
老年期うつ病の場合、老化に伴う身体の機能の低下も伴いますので、ふらつき、しびれ、頭が重い、肩こり、腰痛、便秘などの症状が出る場合があります。 高齢者のうつ病の場合、認知症との区別が難しく専門家の診断が重要になります。
また、老年期うつ病には2つのパターンがあり、うつ病の既往歴がある場合と、老年期になり発症する場合があります。

老年期に発症するうつ病

この老年期になって発症するうつ病は、主に喪失感が起因するものが多いようです。 退職・失業から日々の仕事が奪われたという喪失感は、特に男性に多いものです。また配偶者との死別からくる寂しさは男女共にあります。
そして、最近目立つようになったのが「孫離れ」による喪失感が原因となるうつ病です。共働きで忙しい子世代の変わりに祖父母が幼稚園の送迎をしていた場合には、当然卒園と同時に役目が終了します。また、2世帯住宅で孫にあれこれと世話をしていたのが、孫は成長して行くものですから、成長と共に祖父母はけむたがられます。
そうした孫の成長と共に手が離れることは、孫自身の成長なのですから喜ばしいことなのですが、祖父母にとっては世話役ではなくなったことで、生き甲斐が奪われたと感じてしまうことが原因となるようです。

解決策はあるのだろうか?

高齢者のうつ病での可能性が考えられたとき、精神科での受診だけでは不十分になります。 高齢者のうつ病は認知症なのかうつ病なのか診断が難しいので専門医にかかるのが一番です。 特に男性の場合には精神科という言葉に過剰な抵抗を感じる方も多いようです。また精神的な面だけではなく体調にも変化が表れるため、受診の時期が遅れることも多く見られます。
ですが老年期うつ病には治療薬がありますので、治療できる病気なのです。早期治療のためにも早期発見が重要なポイントになりますが、治るはずが放っておくと認知症へと進行してしまう可能性があります。 そして、早期治療に最も重要なのは生き甲斐を見つけることです。
社会との接点をもつことで、新たな繋がりができ日々の生活が今以上に楽しくなることが、回復の一歩に繋がるのです。

まとめ

生き甲斐といっても、簡単に見つかるものではないでしょう。あせらずゆっくりと見守ることがとても重要です。 これもあれもと薦めても、本人の気分が乗らないような時は、かえって心の負担になる場合もあるのです。 基本的には休養することが重要になってきますので、無理に気分転換を進めるのではなく、心休まる環境をつくってあげることが大切です。


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