療養病床の転換!14万床を介護施設へ!
高齢者が長期入院する療養病床のうち29年末までに廃止予定の14万床について、30年度から3年以内に順次新しい種類の介護施設へ転換させる方針が国会に提出されようとしています。

私たちの生活にどのように影響するのでしょうか。

そもそも療養病床とは?

療養病床の転換!14万床を介護施設へ!についてのイラスト 療養病床とは2種類あり、「医療療養型病床」と「介護療養型病床」があります。

医療療養型病床は医療処置が必要で病状が比較的安定しているが治癒が困難な状態の方が医療保険で入院する病床です。

介護療養型病床とは比較的重度の要介護者に対し、医療処置とリハビリを提供する病床で、介護保険を使用して入院します。


したがって、要介護認定を受けていないと入院することができないことが特徴です。

現在この2種類の療養病床において、全てではありませんが、介護施設への転換を求められています。

療養病床と介護施設の違いとは?

医療療養型病床は先ほどもお話しした通り医療保険を使用して入院する所ですので介護施設とは全く違うことをすぐに分かっていただけると思います。
しかし、介護療養型病床と介護施設の違いが分からない方も多いのではないでしょうか。

この2つはどちらも介護保険を使用して入院又は入所しますが、大きく違う点がいくつかあります。

療養病床はあくまで医療機関ですので医学的管理下のケアが中心になります。
そのため状態が改善してきた場合には退所する必要があること、個別リハビリやレクリエーションなどがないことが挙げられます。

介護施設は特養のように体の状態に関わらず終身制があったり、老健のように個別リハビリがあり自宅へ戻るための訓練をする場所です。
生活する場所ですのでレクリエーションや体操などの娯楽も充実しています。

しかし、医療面では医療設備に限界がありますので専門的な治療を受けることはできない場合があります。

療養病床を転換する理由

一番の大きな理由は医療費や介護報酬の削減です。
これから先、さらなる超高齢化社会を迎える日本にとって医療費や介護報酬の大きな負担は大変な問題になっています。

療養病床と介護施設では最大で10万円以上の差があり、この差を改善し費用の負担を減らすことが目的になっています。

費用面だけでなく、療養病床は医師の治療がほとんど必要ない方が5割以上いるとの調査結果も出ており、治療が必要ないのであれば介護施設へ転換してもいいのではという考えが背景にあるようです。

介護施設へ転換してどう変わる?

現在のところ、まだ何も確定していません。
あくまでも案であり今後の議論によって方針が決まってきます。

今のところ療養病床は新しく2種類に分けられ「医療内包型」と「医療外包型」に分けられる予定です。
医療内包型は医師や看護師が配置される医療施設に、医療外包型は居住スペースが併設され介護サービス付き有料老人ホームのようなイメージになりそうです。

療養病床が介護施設へ転換することで一番困るのは入院している人よりも、介護施設の経営者なのではないでしょうか。
近隣の介護施設との競争になり、廃業に追い込まれることも十分にあり得ると思います。

入所者が満床に近い数にならないと介護施設は経営が成り立ちませんのでこれから介護施設の廃業がますます増えてくる危険性も孕んでいるといえそうです。


2016年11月7日 12:00


  • 入居までの流れ

    サ高住とは?

    入居にかかる費用
    入居条件について
    有料老人ホームとの違い
    生活支援サービスについて
    介護サービスについて
    メリットとデメリット

    入居祝い金

    Sakouju noteの知恵袋

    スマホの方はこちら

    施設掲載ご希望の方はこちら


    pagetop