出前講座で災害用簡易ベッド体験
京都府亀岡市社会福祉協議会は、災害時の地域福祉への理解を広める出前講座を始めた。避難所での生活の際に福祉的な援助が必要とされる高齢者、身体障害者への市民の理解を広める試みです。1回目の講座がこのほど、保津町の保津文化センターで開かれ、簡易ベッドの使い心地や非常食の味を確かめた。

災害時、避難所生活での高齢者や障害者の問題点

出前講座で災害用簡易ベッド体験 京都・亀岡市社協についてのイラスト 災害時に高齢者は、健康障害や生活障害などの生活全般において脆弱性が懸念されています。また、避難後の生活で困っても、我慢していたり、心身の苦痛を適切に訴えることが出来ません。普段の生活環境と違ってしまうため、悪化に気づかない傾向も見られます。災害後の混乱で誰に何を相談してよいのかの判断も出来なくなります。援助者に出来ることは、訴えるのを待っているだけではなく、気持ちを汲み取り積極的にケアをしていくことが必要です。

災害後に避難所で生活する高齢者の特徴

これまでの生活を失ってしまったというショックから今後への不安や無力感を抱き易くなります。通常の生活での内服・受診が出来ず、健康状態を悪化しやすく、困っても気兼ねし我慢してしまい自ら訴えられません。通常の生活からの変化に、高齢者は適応できません。

排泄に関しての問題点と対処について

・フロアから近く、段差がない場所が望ましい
・ポータブルトイレは、高めの便座か立ち座りがしやすい洋式トイレが必要
・気兼ねなく使えることも重要
・尿失禁等がある場合には尿パットを活用
・排泄物の処理方法については、援助者が行うよう心がけが必要
・明るい照明にし清潔感に留意し、抵抗感をできるだけなくすことも必要
・断水時は手指消毒薬の使用方法を徹底し、感染症などの注意が必要
・水分摂取の必要性を指導し、水分摂取状況に気を配り、脱水や便秘がないか確認を要します。

食事に関して

・炊き出し等があっても取りに行けない場合があるので配食することが必要
・食事前に手洗いを促すが、もし歩行困難な時は手指消毒薬やアルコール成分入りウェットティッシュを 活用し感染症等に注意する
・高齢者が食べにくい食事が多く、栄養面での摂取が困難になるので、食べ残しには理由を聞き、可能な工夫をすることも必要

認知症高齢者への関わり

認知症高齢者は災害後に症状が進行しやすくなります。それは普段と避難所はとても環境が違い落ち着かないからです。
・行動障害、ADL、介護者がいるかを把握検討し、避難所生活が可能か判断することも重要
・混乱し困惑させないためには、接する側の穏やかな態度が必須
・周囲の避難者とのコミュニケーションをとり、理解されるよう協力することも大切
・できれば個室など落ち着ける環境を作ることが可能だといいのですが、難しい場合は可能な避難所への搬送も検討した方がいいでしょう
・不穏、興奮、徘徊など症状の進行が見られる場合は、専門家の支持を仰ぎ対処することが望ましい

地震・水害の際の備蓄について

食糧

乾パン(スティックタイプ)、缶入り粥、アルファ化米、パンの缶詰、調整粉乳、ミネラルウォータ等の備蓄は必要です。

生活必需品

毛布、カーペット、バケツ、タオル、石鹸、ポリタンク、調理器具、食器、ゴミ収集袋、オムツ、多機能ラジオ、乾電池、肌着、ブルーシート等の備蓄が必要です。
ただし、これら全てを持ち出せるわけではありません。かといって、避難所に全てが揃っているわけでもありません。最低限必要な、常時飲んでいる「薬」(健康手帳なども)だけは持ち出したいです。

まとめ

災害はなんの前触れもなく全ての人に、突然やってきます。そして、大切なものをなくしたり、環境の違う中での生活を余儀なくしなければならなくなります。そんな時、高齢者にとっては最悪な状況になります。普段の生活の中で、いろいろと検討しながら、もしもの時に備えたいものです。
参考元:京都新聞


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