サービス付き高齢者向け住宅での介護現場の問題
 サービス付き高齢者住宅(サ高住)は、近年とてつもないスピードで増え続けています。私自身も、サ高住内にある居宅介護支援事業所に勤務した事のある経験者ですが、サ高住ではまだまだ色々な問題を抱えています。ハード面?ソフト面?今日は、その問題について実体験を踏まえてお話しようと思います。今からお伝えする事は、現在の高齢福祉全体の問題でもあります。

サ高住の仕組み

サービス付き高齢者向け住宅での介護現場の問題についてのイラスト 実際に入居する高齢者にとっては本当の自分の自宅になります。あえて言いますと、皆さんも住んでいる通常のアパートと同じ形式です。ですから、一般的に入居前の費用も家賃数カ月分程度掛かる場合もあり、退去時には修繕費も支払わなければなりません。サ高住によっては、退去時に必要な費用を入居前に預かる所が多くなっています。 「サービス付き高齢者向け住宅」では、どこがサービス付きかと言いますと、住宅内には多くの介護サービス事業所が存在します。その事業者と必要に応じて個別に契約を行い介護サービスの提供を受けます。しかしそれらの介護サービスはあくまでの有料となります。実際に住宅内の無料サービスを受けられるのは、食事の配下膳、体調等の相談、金銭管理等の安否確認と生活相談となります。 これらを考えますと、介護サービスを受ける事ができるのは、あくまでも介護サービス事業所と契約し、別途、住宅以外の料金を支払う事が可能な人に限定されてしまいます。

有料?無料?混合する介護サービス

サ高住の介護の問題点として一番に考えられるのは、利用者が困っていても介護サービスの契約をしていないと支援を受ける事ができない点ではないでしょうか?例えば、トイレまで行くのに「転ぶのが怖いから少し手伝ってほしい」と利用者が言ったとします。訪問介護サービスを契約している場合は身体介助支援として手伝ってもらう事はできますが、訪問介護サービスの契約をしていない利用者は、支援してもらう事ができないのです。 しかし、こういった場面が職員を混乱させ有料か無料か混合させてしまうのです。どういう事か。人間、頼まれたら断る事はそうそうできませんよね?「契約していないからトイレのお手伝いはできません。」何て言う人はどこにもいないはずです。しかしこれを繰り返す事で、会社としての利益は出ないし無駄な労力となってしまいます。 この混合サービスがサ高住の問題点の一つではないかと思えるのです。
このようにまだまだ改善点がありそうなサ高住ですが、これからの超高齢化社会に備え、改善すべき点は改善し、高齢者にとってなくてはならないような高齢者住宅へと成長をとげ、すべての高齢者が安心して老後をすごせるような担い手となってほしいものです。


  • 入居までの流れ

    サ高住とは?

    入居にかかる費用
    入居条件について
    有料老人ホームとの違い
    生活支援サービスについて
    介護サービスについて
    メリットとデメリット

    入居祝い金

    Sakouju noteの知恵袋

    スマホの方はこちら

    施設掲載ご希望の方はこちら


    pagetop