2016年度診療報酬改定案が答申!地域密着の医療を目指す!
2月10日、2016年度診療報酬改定案が中央社会保険医療協議会により答申されました。医療関係における「かかりつけ」の重要性を打ち出し、医師のみでなく薬剤師にもその役割を広げ、患者の健康管理に力を入れたい意向です。厚生労働省では、この3月初旬には開示される予定とのことです。

診療報酬改定案による変更内容

2016年度診療報酬改定案が答申!地域密着の医療を目指す!についてのイラスト 一番の重要な事柄は、かかりつけ医への報酬とかかりつけ薬局への請求報酬の引き上げです。医療費の増大は政府にとっても頭を抱える事柄です。今後益々膨れ上がる医療費についての懸念は、超高齢化社会へと進む未来の経済問題でもあり、社会保障の破綻をも懸念されます。しかし、今ここで無駄な診療と投薬について改めることによって、健康予防の観点からも良い結果をもたらし、また医療費等の大幅な削減に繋がると検案されました。大病院への駆け込みを減少させるということは、本来の大病院の機能の向上にも繋がります。

かかりつけ医院の役割と有効性

常日頃から診察している近所の「かかりつけ医」は、一番患者の状況の把握が出来ます。少しの変化でも気付きやすく、また普段から顔見知りの医師には、高齢者も気兼ねなく話しが出来ます。心配事なども話せますから、その話の内容などから初期の認知症の発見にも繋がります。その際には専門医への受診を促すことも可能です。状況によっては病院に入院しないで地域での生活が出来るという選択も、地域のかかりつけ医があれば可能です。病気が重症となった際には病院への紹介をしてもらい、専門医から高度な治療や手術となります。
小児の場合には、小さい頃から診察してもらうので、発達途上の子供の段階に応じた指導も可能です。予防接種等の洩れを防ぎ、小学生から中学生になっても「いつも見守ってもらえる」という安心感と信頼関係が出来ます。

かかりつけ薬局の役割と有効性

高齢者の方の多くは複数の医院に通っている場合があり、その際に生じる薬の重複や飲み合わせといった心配も回避する事が出来ます。高齢者にとっては薬の飲み忘れなどは、命に関わる危険もあります。これが複数の病気を抱えた高齢者の場合、当然必須の薬も多くなります。余ってしまった薬を、「もったいない」と取っておく癖のある高齢者の方もおられます。薬の整理は素人では難しいので薬剤師の方に見てもらえると安心ですね。

診療費の変更議案

大きな病院で見て欲しいと言う方が多いのが現状です。お見舞いに行った地元の県病院はいつもロビーが一杯ですし、廊下にも人が溢れています。重症患者さんかどうかは分かりませんが、とにかく多くの人がいます。今回改定の大病院での診察に関しては、かかりつけ医の紹介がない場合、5000円以上の費用が加算されます。これは初診料や診察料以外にです。その理由は、本当に高度で専門的な診察を必要とする人の診療に専念する為だということで、軽度の病気や怪我の場合は、地元のかかりつけ医に診察をしてもらい、もし重症な場合には大病院へという流れです。
さて、今回の改定でかかりつけ医は重要なポストとなります。今回の改正では、継続的な診察診療の医師には報酬の引き上げが提示されます。また、薬剤師が薬の重複に気付いた場合は、処方箋を出している医師に対して薬の変更を申し出る措置の場合、報酬請求できるシステムも盛り込まれています。その反面、大病院などにある「門前薬局」に対しては報酬が引き下げられます。処方箋を見てその通りに処方するだけで、一概には言えませんが、患者のことを気遣えない事が引き下げの要因になっています。

今後への懸念

今回のかかりつけの制度においての報酬の増加で、医療費の増大化は政府にとっても懸念材料です。しかし、今後2025年の超高齢化社会を考えた際、かかりつけ医の予防効果により大量の薬の投与が減り、医療費抑制が功を奏すると判断しています。その他に、重症患者の病床削減問題も重要な案件です。重症患者の場合は高い報酬が掛かりますから、この病床を減少させたいと言う意向で基準を厳しくしています。その結果、地域における病院の経営状態に影響が現れてきます。また、軽症の患者の早期退院と言うことになり、早期退院を迫られた患者は行き先がなくなってしまいます。

まとめ

私自身、何十年もお付き合いのあるかかりつけ医も、かかりつけ薬局もあります。頂いた薬について「これって本当に必要?」と聞けば、「これはビタミン剤でこのお薬の不足を補ってくれるし、健康のためにも飲んだほうがいいよ」と教えてくれます。「これだけはきちんと時間ごとに忘れないよう」にと抗生剤の説明をしてくれます。今年の3月と言えばもうすぐです。先程述べた薬の効能や、ふとした疑問等の会話から仲を深めて行けるといいですね。


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