睡眠不足が原因で肥満?睡眠不足が介護者に与える影響!
介護者睡眠不足になりがちです。
もはや介護者の避けては通れない問題の睡眠不足が実は肥満の原因になるってご存知でしたか?

日本新聞社がグループホームに入所中の認知症高齢者594人を対象に、 どのようなBPSDが問題視されているかの実態調査を行った所、約半数の 50.8%が睡眠障害を抱えている事がわかりました。

深刻化している介護者の睡眠不足問題と肥満の関係性をみていきましょう。

なんで介護者の睡眠が不規則になるの?

睡眠不足が原因で肥満?睡眠不足が介護者に与える影響!についてのイラスト 認知症には、認知症であれば誰しもが抱える中核症状と、BPSD(周辺症状)と呼ばれる、「行動・心理症状」の2つの症状があります。

うつや被害妄想などもBPSDにあたるのですが、上述の通り睡眠障害を抱えている方は非常に多く、それに伴って介護者側も不規則な睡眠スケジュールに陥ってしまうのです。

高齢になると基本的に眠りが浅く、頻尿などの他症状も重なり夜間の睡眠量が減ります。
そうなると、昼眠り夜起きるという昼夜逆転が起こってしまい夜中に何度も起こされたり、徘徊が気になって眠れないという事態になるのです。

睡眠不足と肥満の関係

一般的に「寝ないと痩せる」と思っている方がとても多いのですが、これは間違いです。
コロンビア大学の研究チームが8000人以上を対象として行った「睡眠時間と太りやすさの指数」調査では、 睡眠時間が短ければ短いほど、太りやすさの指数も高くなっているという事が明らかにされました。

「レプチン」という食欲を抑えるホルモンと、「グレリン」という食欲を高めるホルモンはお互いにバランスを取りながら、相互的に作用しています。つまり睡眠が不足すると、血中のレプチン濃度は低下しグレリン濃度が上昇するために太りやすくなるという事です。

不規則な睡眠は糖尿病の原因になる

アメリカ、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究チームが、21人の健常な成人を対象に行った調査では、夜間に働く人の糖尿病発症リスクが昼間働いている人に比べて高いことが明らかになりました。

介護職に就いている人のほとんどが面接時に「夜勤は可能ですか?」と質問を受けるように、介護者は 不規則な睡眠を余儀なくされる状況におかれることが多いのです。

体内時計のリズムが崩れると、肥満や糖尿病のリスクだけに留まらず、心臓への負担も大きくなるのです。

まとめ

介護者の人手不足が叫ばれる昨今ですが、職務の辛さや賃金の低さにばかり目が行き、不規則な睡眠が与える影響などの細かい所までは考慮されていませんね。介護離職ゼロ政策も「今までに比べればまだ良くなるのかも?」という位で、介護施設数や介護の人手確保のみに尽力しているように感じます。

もう少し根の深い所にも、問題は山積みだという事に気づいて欲しいものです。


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