介護者の職場環境の改善に向けて【コラム】
平成27年11月10,11日に労働組合のない介護者に対し、電話相談にて、労働に関する悩み相談を受け付けるとの事だ。11月11日は介護の日とされている為、このような取り組みを行う。実施主体はUAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)となるとの事。

個人的には、大歓迎です。

介護者の職場環境の改善に向けてのイラスト
悩みを人に相談するだけで、心は軽くなりますので。しかし、私達はなぜ、介護労働に対する電話相談をしなければ、ならない事態に陥っているのか。今日は、その背景について迫りたいと思います。「低賃金・低い社会的評価」そもそも、介護職員は低賃金です。大学生のアルバイトと同賃金も珍しくありません。その、背景にあるのが社会的な評価の低さです。介護事態は無資格でも可能です。その上、仕事内容も汚物の処理や認知症高齢者の対応など、一般的には、敬遠されがちな仕事内容です。その為、社会的評価が低い傾向にあると感じています。
もう一つ理由があり、成果がみえにくい。
高齢者が急激に良くなる訳ではないし、毎日のケアはルーチン化されています。もちろん、その人毎に違う介護の仕方が有りますが、何時に何をやるというのは、決まっています。そんな評価の表れが、低賃金の実態とリンクしています。

閉鎖的空間・多様な介護価値観

さらに、この介護労働環境を複雑にしているのが、介護福祉施設の特異性です。介護施設は、原則として施設内で集団的に介護が提供されています。つまり、閉鎖的な空間なんです。そうすると、毎日同じ人と仕事をして外に出る機会も少ない。毎日同じ仕事をする人と、相性が良ければ良いです。逆だと?大変ですね。毎日ストレスが溜まります。また、介護福祉施設には、10人職員が居れば、10人の介護の仕方があります。多様な介護価値観を持っているのです。それが、人的なトラブルに発展する事も少なくありません。介護なら、介護主任や施設の管理者が方針を決定します。それでも、決定した方針に全員が納得する事は難しいのが現状です。そうすると、ストレスが溜まってしまいます。

根本的な介護労働問題の解決には

それにはまず、介護従事者に対する社会的な評価の確立が必要不可欠です。メディアや政府・行政が一体となって、介護従事者への評価・賃金を改善する。その上にたち、施設特有の問題については、施設方針を明確に提示し、納得の上で人材採用する事や、なぜ、その方針になったかという経緯を説明する事で、多様な介護方針の方向性を一致させる事が出来ると思います。そして、施設内だけで仕事をするのではなく、施設外への研修や他社との人材交流などを通し、人事異動などを積極的に行う事で、固定化された、人間関係の打破が図れると思います。

最後に

介護職員が働きやすい職場を作ることで、要介護者へのサービスの質も上がります。また、最初は安い賃金でも良いんです。勉強して資格を取り、ステップアップしていけば、収入が上がるという、ビジョンを示す事も大切なんです。大事な事は、まずこの問題が起きている事を認識して、解決の為の方法を考える事。そうしていく事で、介護離職ゼロの社会が実現できるじゃないですか。


  • 気になる介護ニュース
    アクセスランキング

    Sorry. No data so far.

    入居までの流れ

    サ高住とは?

    入居にかかる費用
    入居条件について
    有料老人ホームとの違い
    生活支援サービスについて
    介護サービスについて
    メリットとデメリット

    入居祝い金

    Sakouju noteの知恵袋

    スマホの方はこちら

    施設掲載ご希望の方はこちら


    pagetop