チンパンジーが介護!?京都大大学院の研究グループが発表
重度のダウン症と思われる先天性障害を持つ野生のチンパンジーに対して、母親のクリスティーナと姉のチンパンジー親子が約2年間、介護と見られる行動を取っていたことが確認されました。この件に関して京都大大学院生の松本卓也さんら研究グループが発表しました。

チンパンジーが介護?

チンパンジーが介護!?京都大大学院の研究グループが発表についてのイラスト 障害のあったチンパンジーはタンザニアの国立公園で2011年1月に38歳のクリスティーナのもとに生まれた雌でした。生後1~2か月で寝たきり状態が続き、先天性の遺伝子疾患があったとみられます。観察を続けたところ、母親のクリスティーナは自力でしがみつけない娘を左腕で抱きかかえる行動がありました。専門家によれば、この行動は通常の子育てでは見れらない移動方法であったようです。また母親が食事する際には、姉のチンパンジーが世話をするようになったそうです。また母親は障害のある娘を、姉以外に触らせることはなかったと報告されています。同大学の研究所では計算の早いチンパンジーが発見されて、一時期話題となりました。今回の件に関して、観察をしていた京大野生動物研究センターの中村美知夫(なかむら みちお)准教授は「母親のチンパンジーは娘が障害を持っていることを理解しているようだった」と話していました。

今後医療、介護研究にも役に立つのでは

残念なことに、野生動物でも育児放棄をしてしまう動物達もいます。野生で暮らしている彼らにとっては、家族といえど動けなくなったら面倒を見ることができるほどの余裕はないようです。また京都大学霊長類研究所では、成人のオスのチンパンジーの介護について経過観察を記述していますが、チンパンジーの家族が介護を行うというのは稀のようです。人間の保護下にあるチンパンジー親子ではありますが、今回の件でチンパンジーが介護するということがわかり、今後医療、介護研究にも役に立つのではないでしょうか。

我らの祖先だからこそ

この研究結果で、誰かを想い、誰かの為にケアをすることは人間も野生動物も同じだということが感じられます。しかし私達、人間には野生動物にはない様々な「縛り」があるといえるでしょう。人間関係であったり、介護に関する費用、仕事と介護の両立、介護に対する世間の目など、様々な理由が重なり最初は家族のことを想って介護をしていても、だんだん気持ちが辛くなってくることもあると思います。もし、介護をしていて笑顔になることが難しくなった時、周りに目を向けてみてください。野生動物達とは違い、私達人間には頼れる人や相談できるところが必ずあるはずです。
参考元: 読売新聞


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