術後のせん妄を予防するには鎮静薬が効果あり?
高齢者の術後に起こりやすいせん妄の予防に少量の鎮静薬投与が効果的だという研究結果が発表されました。

この研究を行ったのは中国の大学です。

手術を受ける高齢者を鎮静薬を投与したグループと生理食塩水を投与したグループに分け、術後にせん妄が起こったかどうかを追跡した結果、明らかに鎮静薬を投与したグループにはせん妄を起こした高齢者が少なかったということが得られたのです。

せん妄には少量の鎮静薬が効果的!?

術後のせん妄を予防するには鎮静薬が効果あり?についてのイラスト 中国の大学で行われた研究で、術後のせん妄を予防するには少量の鎮静薬の投与が効果的という結果が得られました。

術後のせん妄とは手術によるストレスや麻酔薬の影響によって起こる一時的な興奮や不穏などの症状を指しており、高齢者に多く起こるものです。

術後のせん妄に対してはせん妄の原因と考えられることを早急に取り除くこと、落ち着く環境を整え家族やスタッフが話しかけ安心させることなどが対処法として挙げられています。

今回の研究結果で得られた高齢者の術後に起こりやすいせん妄を予防するためには少量の鎮静薬を投与するということの安全性も確保されたとのこともあり、今後医師の中でもこの対処法を行う人が増えてくるかもしれません。

手術後だけではないせん妄

高齢者の手術後に起こりやすいせん妄ですが、実は手術後だけではなく入院や介護施設への入居などの環境の変化でも起こるものなのです。

せん妄は意識障害が起こり、興奮や不穏などの症状が一時的に出るものです。
また手術の場合は麻酔や手術自体のストレスにより起こるとされていますが、脳の病気や心臓の病気など体調の悪化によっても起こることがあります。


また高熱が出た時などにも起こります。

せん妄が出た時に「認知症かもしれない」と感じるかもしれません。
確かに認知症が原因でせん妄が起こることもありますが、まずは体調を整えてよく眠れるようにする、環境の変化を最小限にするなどで改善するケースも多くあります。

またせん妄状態で何かを話してきたときでも否定をしないようにしてください。
否定されたことで症状を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。

まとめ

高齢者は手術のストレスや環境の変化で手術後にせん妄を起こしやすいものです。
また手術でなくても入院や介護施設への入所による環境の変化、体調の悪化などでもせん妄を引き起こしてしまいます。

せん妄を起こすまでは普通に過ごしていた高齢者であれば周りの家族からしてみたらせん妄状態を見て驚いてしまうでしょう。

しかしせん妄の原因を取り除くことで症状が落ち着くこともあります。

もし高齢者に環境の変化や体調の変化などでせん妄の症状が出たら早めに医師に相談するようにしましょう。


2016年11月29日 9:00


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