床ずれは防げる!鳥取の国立大学病院で発生率最低に!
寝たきりの人や長時間座ったままの人にできやすい床ずれ(褥瘡(じょくそう))についての対策が進み、大学病院では総じて発生率が低く抑えられるようになる中、鳥取大医学部付属病院(鳥取県米子市)は昨年度、入院患者の褥瘡発生率を全国の国立大学42校の付属病院で最も低くすることができました。専任の看護師を増やすなどの対策や、早期発見のポイントをご紹介します。

鳥取大医学部付属病院の取り組み

鳥取大医学部付属病院のメンバーは形成外科医と皮膚・排泄(はいせつ)ケア認定看護師ら、褥瘡を専任とする看護師、管理栄養士、理学療法士や作業療法士も加わり経過や床ずれが新たにできてはいないかと、常に注意し治療や予防の方針を話し合っています。

鳥取大医学部付属病院対策チームとは

また鳥取大医学部付属病院では、対策委員会と対策チームを発足させました。国の指針では「チームには専任の医師」と「看護師」が各1人いればよいとされていますが、そこに栄養士や理学療法士らも加え、褥瘡専任看護師には院内試験の合格者を充てました。そして、当初は約20人だった褥瘡専任看護師が、現在は421人まで増え、全看護師(775人)の半数以上を占めるまでになりました。どうして増強できたのか、厚生労働省によると医療機関の床ずれ対策が本格化したのは2006年です。対策をとった医療機関には、入院基本料に診療報酬が加算されるという仕組みが導入されたためと思われます。

床ずれとは

長時間にわたり、マットや布団、車椅子などと接触し続けて圧迫され血流が悪くなり、その結果、皮膚や皮下組織、筋肉などへ酸素や栄養が行きわたらなくなり、皮膚が死んでしまう状態になることです。皮膚が汚れている(汗や尿・便など)状態が続いている人も、床ずれができやすくなります。皮膚に床ずれが起きると、皮膚の中で血管が引き伸ばされて細くなり、血行が悪くその結果として床ずれを起こしやすくなります。以下でその原因となる力について見ていきましょう。

圧迫力

ベッドに寝た状態や車椅子に座った状態で、体の接触面に自分の体重が加わること。

摩擦力

ベッドの頭を上げる動作の時に、体の接触面にたいして動作の方向と逆方向の力が働くこと。

ずれ力

「ずれ力」とは、褥瘡分野の専門用語です。ずれとは、上体を起こすときや体を動かすとき、体を拭くときなどに、皮膚表面と、皮膚の内部がずれることを指します。

皮膚・排出ケア認定看護師

皮膚・排出ケアとはストーマケア・創傷ケア・失禁ケアの3領域をカバーしています。超高齢社会の現代、皮膚・排出ケア認定看護師の必要性が高まっています。介護の場面でも皮膚・排出ケアが必要不可欠とされていますが、人材が不足している施設もあるほどです。そのなかでも失禁ケアの必要性は高まっています。しかし、現状はストーマケアと褥瘡ケアが優先され手が回らないのが現状ですので、皮膚・排出ケア認定看護師を育成し増やしていく必要があるといえるでしょう。

まとめ

床ずれは防げる!鳥取の国立大学病院で発生率最低に!についてのイラスト 床ずれはとても本人にとって苦痛な症状を引き起こします。その中で人手不足によるケアがなかなか進まない中での鳥取大医学部付属病院の取り組みは素晴らしいものだといえるでしょう。患者や高齢者に対しての手厚い配慮がなされるには、やはり人材確保は不可欠です。そこには、国政の取り組みが大きく左右することでしょう。今後も鳥取大医学部付属病院の取り組みに賛同し、後に続く病院等が増加することが医療・介護にとって必要となっていくのではないでしょうか。
参考元:朝日新聞


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