リオパラリンピックも近づいてきて、バリアフリーという言葉もよく聞かれるようになってきました。でも、CMなどではユニバーサルデザインという言葉も耳にします。
同じようなことなのかと思われている方も多いようですが、言葉が違うように、違うものなのです。今回はその違いについて、お伝えしたいと思います。
バリアフリーとは?

ユニバーサルデザインとは?
障害者だったロナルド・メリス氏がバリアフリーの障害者の特別扱いに嫌気がさして、障害者だけではなく、はじめから全ての人が使いやすいものを設計する手段として考えたものです。ユニバーサルデザインは、バリアフリーとは違い、はじめから国籍やそれぞれの人の個人差や国籍の違いなどにも配慮されたものです。「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプトとなっています。そのためユニバーサルデザインは、まとめ
ハード面で充実され、バリアフリーとなっていても、「思いやり」がないと目に見えない大きな壁が障害となってしまいます。バリアフリーとユニバーサルデザインは、異なる考えからスタートしたものですが、どちらとも「心のやさしさと思いやり」を持つことで、誰もが助けあいながら、ともに生きていくことを目指しているものだと思います。バリアフリーとユニバーサルデザインを活用しながら、誰もが住みやすい社会を作りあげることが現代に求められているのではないかと感じます。2016年7月8日 15:00